キッチン扉・ドア TOP
キッチンの扉には木製無垢材扉・木製(練り付け)化粧合板扉木質繊維板(MDF)・扉メラミン化粧合板扉・オレフィン化粧合板扉・ポリエステル化粧合板扉・アルミフレーム樹脂パネル扉などがございます。オリジナルキッチンに合せて様々な組み合わせとデザインを承ります。
下のタブをクリックしてください。
キッチン扉の仕上げと材質
キッチン扉の仕上げと材質
キッチンキャビネットに使用される扉材は主に下の種類がございます。木製のドアは框組の製品が多く、デザインと樹種よりお選びいただけます。国内製品以外にもより多くの樹種やデザインから海外製品もご検討いただけます。国内で一般的なシステムキッチンは塗装・メラミン・樹脂シートが主に使用されています。このような化粧シートなどの扉は小口の加工方法が数種類あり、その選択でイメージが左右されます。
UV塗装
UVとはウルトラバイオレッド・レイズの略で「紫外線」を意味します。紫外線を照射することで硬化するUVハードコード塗料を使用し、工程の短縮を行なう のがUV塗装です。手作業のピアノ塗装(塗装→自然乾燥→研磨の繰り返し)と同様であり、耐薬品性、耐摩耗性、耐溶剤性が従来の塗装よりはるかに優れま す。表面硬度が高くて傷が付きにくく、高級感のある高い鏡面性が得られます。
高圧メラミン
メラ ミン樹脂含浸紙とクラフト紙などで構成された化粧板を、高圧で加圧加熱したものです。表面硬度が高く傷が付きにくく、耐薬品性に強く(シンナーで表面を拭 いても大丈夫です。)、耐汚染に優れているので、カウンタートップの表面材にも適しています。扉などにする場合は、この高圧メラミン化粧板を基材に貼り付 けます。
低圧メラミン
パーティクルボード基材にメラミン樹脂含浸紙を直接重ねて、加圧加熱します。この際の圧力は高圧メラミンと比べて低圧であるのが名称の由来となっていま す。表面性は高圧メラミンと変わりませんが、表面の鉛筆硬度は、基材がやわらかいため、高圧メラミンより若干劣ります。
ダップ樹脂(DAP)
ジアリルフタレートの略で、メラミン樹脂と似た樹脂材料です。高圧メラミンのように含浸紙を使用し、多重構成するものと、低圧メラミンのように基材にダイレクトにプレスするタイプがあります。性能はメラミンと同等です。
ペット樹脂(PET)
ポリエチレンテレフタレートの略称で、PETボトルなどに使用される素材と同じものです。真空環境では、曲面に貼ることも可能で、扉の場合はシートの厚みによって小Rの曲げ加工や、塗装のような深みと高い鏡面性が出ます。
化粧シート
オ レフィンシート、または特殊強化紙に印刷したシートのことを言います。これをパーティクルボードやMDFに貼って扉に仕上げています。低圧メラミンのよう に印刷紙自体を樹脂含浸しないため、表面仕上げの表現幅が広く、比較的安価で安定供給できます。パーティクルボードもMDFも、普通の木材に比べて比較的 安価で反りが少なく、寸法が安定しているのが特徴です。
取扱い製品:SAシリーズ
化粧扉のエッジ形状デザイン
化粧扉のエッジ形状デザイン
ポストフォーム
基本仕様という形でよく使われている形です。2次成型の意味で、扉の表面から縁が一続きとなるように曲げること。通常は、メラミン化粧板が使われています。 こちらを使用する場合、取手を付けることも可能ですし、その時に選ぶものに順応するタイプですスタンダードなカタチですので、柄を選びません。
スクープエッジ・Jカット
角 のエッジを曲面加工したもの。厚みを感じにくく見た目も柔らかく感じます。 つまみや取っ手を付けない場合の加工です。 縦ライン・横ラインが自然に作られ、シンプルな手掛けで斬新なデザインキッチンに使用されることが多くみられます、ラインと面をシャープに魅せることが出 来るので、ゴージャスなものにもラグジュアリーなものにも、そして、モダンなものにも、出しゃばらないデザイン性が、その扉の素材の特徴を上手く出してく れるので、使いやすいタイプです。通常はメラミン化粧板や突き板に使われます。
リンクルエッジ
角のエッジを残したもの。部屋全体にシャープで引き締まった印象を与えます。
フレームエッジ
アルミ風のものやガラス風のものや表面と同じ柄や色のフレームをエッジに使用したものです。
取扱い製品:SAシリーズ
無垢扉に使われる樹種
無垢扉に使われる樹種
天然木をそのまま使用したもので、一 般的には木の割れや、ねじれなどの狂いを防ぐために、表面を樹脂塗料でコーティングして使用しています。 天然木の自然な風合いと質感、高級感が得られますが、木のねじれや狂いが起きやすく、切断面によって色や表情が異なります。天然素材のナチュラルなイメー ジになります。
アルダー…カバノキ科
北米で産出される、日本で言う樺。広葉樹としては比較的柔らかで乾燥後の安定性は高く、加工もしやすい。 辺心材の差はあまりなく、淡い紅褐色を呈す。フィンランド産の樺はバーチと呼ばれています。こちらは辺心材の差は明瞭で、主にホワイトバーチよ呼ばれてい るのがこの心材部分です。
ウォールナット…クルミ科
やや重硬で靭性は高いが、加工性はよく、特に表面の仕上がりは良好です。耐朽性は中程度。クリヤーに仕上げても十分に濃い色なので、通常着色しません。木地の色素が紫外線によって変化するため、年数が経つと次第に紫が強くなります。できれば直射日光は避けたほうが好ましいです。
チーク…クマツヅラ科
心材は金褐色から濃い褐色で、黒あるいは紫色を帯びた縞があり化粧的な高価な材です。辺材は黄白色で、心材からはっきりと区別できます。材面には、 ワックスのような感触があり、耐水性、耐久性があります。加工は 特に難しくはなく、狂いも少ないです。
ハ一ドメープル…カエデ科
重硬で加工性にやや難があるが、靭性が高く、衝撃にも強いため割れにくいですが収縮が大きいので乾燥には十分な注意が必要です。耐朽性は小から中程度。木地に特有の光沢があり、濃い着色には不向きです。
ビーチ…ブナ科
淡い黄白色にごまだらの点々がでる落ち着いた木目。肌目は緻密でやや重硬、粘り強く弾力性があるので曲げ木家具に用いられます。山にあるときは保水力のある木として知られるが、製材後は腐りやすく、害虫にも弱いので、取り扱いに注意が必要です。
ホワイトスプルース…マツ科
やや軽軟で加工性がよく、乾燥による収縮も小さい上、狂いも少ないです。耐朽性は小。一口にパイン材と言っても実に様々ですが、システムキッチンとして安定 した材を選ぶ場合は、スプルースが適しています。レッドパイン等と比べると、木目、節、共にややおとなしい感じがします。
レッドオーク…ブナ科
やや重硬で強度が高く、衝撃に強い。加工性は比較的よいが、乾燥による収縮が大きいため、乾燥時には割れや曲がりに注意が必要です。耐朽性は小~中程度で、ホワイトオークに劣ります。肌目が粗いので、木目を活かしたワイピング塗装に向いています。
レッドシダー…スギ科
軽 軟で強度はやや低く、柔らかいため傷つきやすいが、加工性がよく、表面の仕上がりも良好です。耐朽性は大。心材(赤身)と辺材(白太)の差が大きいので、 家具の扉としてはあまり使われません。しかし、内装材(建具)としてはしばしば使われるので、キッチンの扉も統一して使われる事もあります。
取扱い製品:無垢WDシリーズ|無垢・木質JNシリーズ