室内に滝を作ったり、博物館にしたり……スケールの大きいインテリアドキュメンタリーを漫画で紹介!
いまオンライン動画配信サイトには「衣・食・住」それぞれにスポットをあてたショーがたくさん。おうちで過ごす時間が増え、インテリアにこだわりはじめた人も多いのでは? 「住」カテゴリの中で一番オススメなのが「拝見! こだわりの住空間~Amazing Interiors~」です。 【画像】漫画を全て読む おうち時間が増えている今、見ると元気になる作品を紹介する企画。海外ドラマやショー番組を紹介する本『ハピドラ! マンガで紹介 気分ぶちアゲ海外ドラマ』の著者momomosparkleさんに魅力を聞きました。
笑顔で「ただいま」といえる場所を
ちょっぴり窮屈(きゅうくつ)な制服やスーツを着て、分刻みで決められた時間割の中で過ごしたり、気に入られるために上手なタイミングに合わせて笑ったり。そんな日々を過ごす私たちには、好きな服を着て、笑いたいときに笑える場所が必要だ。笑顔で「ただいま!」と玄関のドアをあけられるような、本当の意味での「家」が。 世界中のこだわり抜かれたおどろくべきインテリアと家主たちの出会いから、あなたが毎日を生き抜くための情熱のタネもみつかるかもしれない。 Netflixで配信中の「拝見! こだわりの住空間」は、そのタイトルの通り、世界のありとあらゆる家の、こだわりのインテリアを紹介していく。家はただ雨風をしのぐための場所ではないということ、そして「衣食住」という言葉の意味を、教えてくれる番組だ。 この番組で紹介される家々の内装は全て、こちらの想像を余裕で5メートルほど飛び越えてくる。中でも一番印象に残ったのが、フランスの写真家パオロの家だ。 彼が自宅兼撮影スタジオとして使用する荒々しいメッセージや激しい落書きにまみれた廃墟のようないかつい建物は、第二次世界大戦時に建造された冷凍庫。 落書きだらけの重い鉄の扉の向こうに、広がっているのは、夢の国の貴族が暮らしていそうな魅惑的なインテリア。 キラキラ輝くシャンデリアや彫刻が施された金色の柱、それから実際に使われていたというオペラ座のバルコニー席。 なにもかもゴージャスで、トイレットペーパーまでもピンクのリボンでお菓子みたいにディスプレイされている。 パオロ自身もスキンヘッドで太眉のちょっぴりいかついおじさまだけど、ポップでソフトな話し方でとっても気さく。「何事も見かけだけでは判断できないものさ」パオロ自身が言うその言葉にはものすごい説得力があった。 他にも、天井も家具も鮮やかな色で覆われたニューヨークで最もカラフルな家や、食堂が中世ヨーロッパのお城のようになっているお家などが次々と紹介されていく。どれもあふれるこだわりが目一杯つまったまさに「アメイジング」な家だ。
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