簡単な方法で地球にもお財布にも優しい暮らしができる!
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日本同様、アメリカでも大きな問題になっているゴミ問題。特に注目を集めているのは食べられるのに捨てられてしまう食品ロス。廃棄物の削減のために活動している組織「RTS(リサイクル・トラック・システム)」によるとアメリカの平均的な4人家族では1年間に約1,600ドル分(約17万円)の食品が捨てられているという。重さにすると1人約100キロ。さらにプラスチックゴミも大きな問題。アメリカの環境保護庁(EPA)は国内で1年間に廃棄されるプラスチックの量は3,540万トンだと算出している。1人あたり106キロだという。
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レストランや商業施設などからも大量のゴミが出ているけれど、減らす努力は家庭のキッチンから始めるのが一番簡単。日々の習慣をいくつか変えるだけで環境だけでなくお財布にも優しい生活を送ることができる。そこで廃棄物の量でも世界トップクラスのアメリカで提案されている、ゴミを減らすための5つのアドバイスを大公開。日本でも実践できるものばかりだからぜひ参考にしてみて。
1.野菜をリポベジ(再生栽培)する
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今度野菜を使って料理をしたら、切れ端を捨てる前に見直してみて。果物や野菜の多くはキッチンでリポベジ(再生栽培)できる。想像するよりもずっと簡単で、食費を節約することもできるから試す価値あり! 子どものいる家庭なら、楽しい実験になって勉強にもなる。部屋でハーブを育てるときと同じように、必要なのは根の付いた野菜の切れ端とボウルやびんなど様々な大きさの器だけ。もちろんすべての野菜が栽培できるわけではないので、その場合には生ゴミを堆肥に変えるコンポストで処理すること。以下の野菜は簡単にリポベジできる代表的なものだから、ぜひトライ!
エシャロット
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エシャロットは最も簡単にリポベジできる野菜。まず根の付いたまま下の部分を2.5センチくらい切って、水を入れたグラスに根を下向きに入れる。適度に日光が当たるところに置いておく。週に1回水を変えながら、緑の芽が出てくるのを待つ。芽が10センチ程度まで伸びたら土に植え替える。再栽培した野菜をまた再栽培すれば永遠に自給自足できる。薬味にもぴったりだし、スープに入れるのもおすすめ。西洋ネギ類も同じようにリポベジできる。
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