カーサ・プロジェクト(東京都渋谷区)は、デザインと品質を担保しながらもコストを抑えた分譲向け規格住宅「corso(コルソ)」を発表した。2021年春に本リリース予定。
デザイン住宅「casaの家」を手掛けてきた同社が、これまでのノウハウを生かし「デザイン・性能・価格」をすべて満たした建売住宅として開発。建築家ル・コルビュジェの傑作といわれるロンシャンの礼拝堂を参考にした住宅で、ランダムに配置された窓が特徴となっている。規則性があるところにあえてノイズを与えることで崩したような見せ方をする日本の芸術文化「守破離」の思想に基づいたアイデアで、時間によって変わる色合いの陽射しが暮らしにさまざまな彩りを与えるという。
2階は、主寝室以外の壁上部が抜けているため、子供部屋や書斎など、用途に合わせて間取りを自由にカスタマイズ可能。本体価格は1280万円(税別)と、casaの家と比較すると販売価格を最低でも300万円ほど抑えられている。
コロナ禍によりテレワークの導入が進む中、同社は郊外の持ち家検討層の増加に対応。早く引っ越しをしたいという建売住宅ニーズに、デザインとコスト削減を両立させた同住宅で応えるとしている。
2月下旬には兵庫県南あわじ市にて先行お披露目会を開催予定。また、岩手県久慈市でもモデルハウスを先行公開中。