男女1000人を対象に調査
FNNプライムオンライン
新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、女性が育児で欠勤するケースは、男性の約3倍であることがわかった。 【画像】社員全員がリモートワークで働く会社COOの石倉秀明氏が解説 連合が男女1000人を対象に10月に行ったアンケート調査。 感染拡大の影響で保育園・幼稚園が休園になっていた時、日中、誰が子どもの世話をしていたのかという質問に対して、男性では「配偶者・パートナー」が84.5%。女性は「自分」が79.1%と、約8割の女性が育児対応をしていたという結果に。 では、日中に面倒を見ていた時、どのように対応していた人が多いのか。 男性は「在宅勤務を行った」が45%と半数近くとなり、女性は「欠勤して対応した」という人が18.3%と、男性の6.3%に対して約3倍だった。 なぜ、男性は在宅勤務で子どもの面倒を見ることが多かったのか。 テレワークなどが認められる正社員の割合が男性の方が多く、一方、女性は派遣やパートなど非正規雇用が多いことから、その雇用形態の差が結果に表れている可能性があると連合は分析している。
働く人のホンネ
感染拡大をきっかけに、仕事と子育てや家事の分担に家庭内で変化はあったのか。街で聞いてみた。 金融関係(40代女性): 一緒に家族でいる時間が増えたので、たまに子どもと接したり家事をやることで主人も大変さをわかってくれたかな。 ――積極的にどうしたら家事に参加できる? 金融関係(40代女性): 家事の分担を決めようとか、どこを手伝ってもらったらいいとか、そういう機会があるだけでも違うのかな。 公務員(40代男性): 時間が増えたので、子どもと向き合う時間が多くなった。 ――育児に参加してもらうには? 公務員(40代男性): 会社の体制や職場の雰囲気が大きいと思う。 法律関係(30代女性): 主人が休んで子どもを見てくれることもあって、今までより主人に育児に参加してもらえるようになった気はする。 ――育児に関しては理解がある会社ですか? 法律関係(30代女性): 会社として「在宅でいいよ」と言ってくれるわけではなくて、上の人がフォローしてくれるかで、みんなが在宅できたりできなかったりしているのかなと。 営業(20代男性): 家内の方がもともと在宅ワーカーで、私が在宅勤務になることで「家事が増えちゃう」みたいなことを言われてしまった。朝ご飯は普段、在宅勤務の時は自分が準備しているので、仕事に行く日でも自分が準備したりできることはやろうと。 ――家事の分担を続けていく秘訣は? 営業(20代男性): 妻の「家事増えたくないな」みたいなサインがあったので、それに応えたかたち。そういうちょっとしたサインはなるべく見逃さないようにしています。
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