空前のキャンプブーム。“今日から俺も!”と思いつつ、どこから準備すれば良いのやら。そんなビギナーでもきっと失敗しない、基本の“キ”をプロが伝授。 第3回となる今回は、焚き火に勝るとも劣らないキャンプ最大の楽しみ、「キャンプ飯」に必要なキッチンギア編。 スタイリストの平健一さんにその心得を聞き、さらにアウトドア専門のセレクトショップ「オレンジ」のマネージャー、堀西晃弘さんに、初心者にもオススメのキッチンギアをピックアップしていただいた。
キッチンギア選びで見るべき「基本のキ」
キッチンギア選び「基本のキ」。
その1:収納性に優れているか 「キャンプは、テントや椅子だけでも大荷物。なので、料理アイテムは極力、コンパクトにまとめられるものを選びましょう。鍋やコップは割と嵩張るので、ちゃんと重ねて持ち運びできるものを選びましょう」(平さん) その2:壊れにくいものを選ぶべし 「キャンプやアウトドアは過酷です。調理器具は強力な直火に晒され、かなりの負荷がかかります。なので、壊れにくさは大事なポイント。軍モノなどのミリタリー系ギアから選んでもいいかもしれません」(平さん) その3:多少高いものは自宅でも使用できるものに 「細かいものは100円均一で揃えてもいいです。ただ、それだとやはりそれなりでしかないのも事実。少し値が張るものでも、自宅で使えるものであれば決して損はしないと思いますから、そのバランスは考慮しながら選んでみてください」(平さん) それではさっそく、堀西さんに、オススメのキャンプキッチンギアをご紹介していただこう。
[1]収納すれば一本のボトル状に!=スノーピーク「HOME&CAMPバーナー」
1万978円/スノーピーク(オレンジ)
まずは火の元。やはりいちばん便利なのはカセットコンロだ。スノーピークの「HOME&CAMPバーナー」は、自宅・キャンプの垣根を越えた使いやすさに定評がある。 「ご家庭で使用するものと遜色なく使用できるカセットコンロなので、火加減の調整などで調理を失敗することがありません。通常の物と違いコンパクトに収納できるので、持ち運びはもちろん、ご家庭での保管にも困りません」(堀西さん) 4つの支点で支えるので、大きめの鍋でもしっかり安定。また、収納するとボトル形状に収まるので、保存や持ち運びも考慮した設計となっている。
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