ヴァリューズ(東京都港区)はこのほど、新型コロナウイルス影響下における高額商品の購入意向などについて調査を実施し、その結果を発表した。
同調査では、20歳以上の男女9998人を対象にアンケートを実施したほか、同社が保有する約250万人の独自パネルを活用したインターネット行動ログ分析ツール「Dockpit(ドックピット)」を用いて、消費者の年間検索動向も分析した。
旅行、家電、住宅、自動車といった高額商品の情報を、店頭含むどの媒体(チャネル)で収集するか聞いたところ、全ての高額商品で「ネット」が「店頭」を上回った。特に住宅や旅行では、ネットでの情報収集がリアル店舗を大幅に上回った。戸建て住宅では「店頭」が43.7%であるのに対し「ネット」が71.0%、マンションでは「店頭」が35.0%であるのに対し「ネット」が67.6%だった。
インターネット行動ログ分析ツール「Dockpit」を使用し、高額商品の年間検索動向をキーワードごとに調査・分析したところ、住宅カテゴリは2020年4月に発令された緊急事態宣言以降は激しく検索数が落ち込んだが、その後持ち直し前年以上の推移を見せた。
調査期間は2020年12月1日~8日。