住宅ローンの借り換えで期間を延長するには制限や条件があって厳しい!
住宅ローンを借りた当時は余裕で払えた毎月の返済額も、年数を重ねるとお財布事情が厳しくなる人も少なくないでしょう。そこで効果的な方法が借り換えです。 ほかの金融機関に住宅ローンを借り換えて、金利の負担を減らせば返済状況の改善が見込めます。そして、借り換えついでに返済期間を延長できれば、さらに毎月の返済額の減少が期待できます。しかし、借換時の期間延長は、制限や条件があってスムーズに進まないのが現状です。それでは借換時の期間延長について、詳しく解説していきます。
住宅ローンの借り換えで期間を延長するのは難しい
今借りている金融機関にて住宅ローンの返済期間延長を申し出た場合、条件はあるものの多くの金融機関で対応してもらえます。しかし、借り換えの場合、ほとんどの銀行において制限が設けられています。それにより、借り換えと同時に期間の延長を行うことは難しい状況です。 ◆住宅ローンを期間延長するには条件がある 住宅ローンは何十年も支払い続けるので、その間に仕事が変わったり子どもの教育費用が大幅に増えたりして、支払いが厳しくなることは珍しくありません。そのため、金融機関も返済条件の変更ができる相談窓口を設置しています。 ただし、期間を延長する場合、決められた年収の範囲内であることや、月収が規定の水準以下であるといった条件があります。さらに、返済が難しくなった理由も知らせなくてはいけません。また、申請しても受理されない場合があります。そのうえ、期間の延長を申し出た記録が金融機関に残されるので、一定期間ほかのローンが組めなくなる可能性も考えられます。 ◆借換時の期間延長は現在の期間内と決められている 住宅ローンの借り換えと同時に期間の延長をするにも条件があります。「現在の住宅ローンの借入期間内」という制限が設けられているため、借換時に期間の延長は難しいといえます。借入先としては、期間の延長は貸し倒れのリスクが高まることから「現在の借入期間内」という条件をつけているのです。しかし、少ないですが借換時に期間の延長が可能な金融機関もいくつかあります。
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