住宅ローンの借り換えとは?検討のタイミングやメリット・デメリット
住宅ローンの「借り換え」というと、より条件の良い住宅ローンに乗り換えること、といった漠然とした認識はあるものの、詳しいことは分からないという方も多いでしょう。 そこでこの記事では、住宅ローンの借り換えについてよく知りたい方に向けて、概要やメリット・デメリット、借り換えの検討に適した条件やタイミング、借り換えの流れなど、基本的な情報をまとめました。
住宅ローンの借り換えとは
住宅ローンの借り換えとは、新たに住宅ローンを組み直して、もとの住宅ローンを一括で返済することです。毎月の返済額や総返済額の削減を目的に、借り換え前よりも金利が低いローンに組み換えるのが一般的です。
住宅ローン借り換えが効果的な条件は?
返済額の削減を目的に住宅ローンの借り換えを行う場合、効果が出やすいとされる条件は次の3つです。 1.借り換え前とあとの金利差が1%以上ある 2.残りのローン期間が10年以上ある 3.ローン残高が1000万円以上ある 上記すべてに当てはまる場合、住宅ローンの乗り換えにともなうメリットは大きいといえるでしょう。
住宅ローン借り換えのタイミングは?
住宅ローン借り換えに適しているのは、以下のようなタイミングです。 ■見直しや優遇期間の終了で金利が上がったとき 住宅ローンには、定期的に金利の見直しが行われるものがあります。見直し後に金利が上がった場合は、借り換えを検討してもいいでしょう。より低金利な住宅ローンに借り換えることで、金利上昇による返済金額の増加を回避できます。また、当初固定金利の優遇期間終了にともなう利率の変更があった際も、借り換えを検討するタイミングだといえます。 ■現在より条件のいい金融機関、商品に出会ったとき 住宅ローンを契約して年数がたつと、経済政策や市場情勢が変化し、それにともない住宅ローン商品の傾向も変わります。そのため、契約時には最良の条件で組んだつもりの住宅ローンでも、より条件の良い住宅ローンに出会うことは珍しくありません。 金利だけでなく団体信用生命保険の保障内容なども時代とともに変化しているため、ニーズに合う商品があれば借り換えを検討してみるといいでしょう。 ■収入が下がる前や転職前 住宅ローン借り換えの際には新規借入の時と同様に審査があり、収入や勤め先、勤続年数に変化があると審査に通らないことがあります。そのため、先々の収入や就業状況の変化を見越して借り換えを検討しているなら、状況が変わる前に早めに手続きする方が無難だといえます。
この記事へのコメントはありません。