ビズ・クリエイション(岡山市)はこのほど、同社が運営する住宅業界向け予約集客クラウドツール「KengakuCloud‐ケンガククラウド‐」内で2020年1月から2021年1月の期間に発生した来場予約件数を発表した。
住宅会社におけるオンライン予約件数の週ごとの推移としては、2021年1月17日~23日の予約件数が、前回の緊急事態宣言(2020年4月)以降最高水準となった。また、2020年1月から見ても同週の予約数が最も多かった。前回の緊急事態宣言時は発令前から大きく予約来場数を落とし、発令後徐々に回復しながら8月のピークを目指す展開だったが、今回は、発令後2週間程度様子見の期間を経て、1月17日以降大きく予約数を伸ばした。同社によると、1月24日以降の予約数も好調に推移しているといい、1月24日~30日はさらに高い水準を示すと予測している。
1月1日~25日のカテゴリ別来場予約比率としては、「モデルハウス」が36%と最も多く、次いで「完成見学会」28%となった。それ以外は「セミナー」7%(うち4割がオンライン開催)、「相談会」6%(うち3割がオンライン開催)、「その他(ワークショップ、構造見学会、OB邸見学会など)」23%となった。モデルハウスはこれまで予約なしでの来場が主だったが、3密回避のため1時間1組限定などの対応を行う住宅事業者が増えたことで、コロナ禍以降オンライン予約比率が上がっているという。完成見学会については、完全予約制での開催が一般的となり、エンドユーザーのニーズと合致したことで堅調な推移を見せているという。