◆冷蔵庫の製氷機もきちんと掃除してる?
冷蔵庫に自動製氷機があるタイプだと助かりますね。でもご用心! 自動製氷機で作った氷にカビが混ざっちゃうという、コワーいお話があるんです。そこで、製氷機の掃除方法や、カビを防いで上手に使うポイントを解説します。
◆掃除していない製氷機の氷に何かが混じってる!? 正体は「カビ」
以前、朝日新聞に「氷のカビにご用心」という記事が掲載されたことも。ご覧になって、ギョッとした記憶がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこには、「久しぶりに製氷機で作った氷を使おうとしたら、給水タンクが黒ずみ、氷には黒い斑点があった」と驚いた人の話が載っていました。
国民生活センターからも、1998年に「“冷凍冷蔵庫の氷のカビ”にご注意」 という報告が公表されています。「製氷機で作った氷に黒い汚れがつく」という苦情が増えているというもので、その正体はカビ(白いツブツブはミネラルの可能性も)! この後現在にいたるまで、各メーカーの冷蔵庫の自動製氷機は少しずつ衛生面の進化を続けているようです。
◆製氷機の氷にカビが発生する理由・場所:給水タンクに要注意
どうして氷にカビが? なんだか不思議な感じがしますね。一番の発生場所は、製氷機用の給水タンクです。
給水タンクは冷蔵庫内に設置されていて、そこの温度は3~5℃。カビは10℃以下の環境でも繁殖できるので、給水タンク内で空気中のカビ菌が増加。また水の中には赤色酵母や細菌も増え、みんな一緒に凍らせてしまうというわけです。こわいですね!
でもせっかく効率UPできる機能。使わないのもなんだかもったいないものです。
◆製氷機の掃除の頻度:毎週お手入れが必須!
そもそも水に含まれる雑菌は、水道から出してすぐ飲む分には体に悪影響はないといわれます。が、ためておけばイロイロな雑菌が繁殖するので要注意!となります。
冷蔵庫の取り扱い説明書の多くには「製氷機は、週に1回は掃除してください」と明記されています。国民生活センターの報告書には、3週間そのままにしておいたらカビが発生したというケースも紹介されていましたから、「週に1回」は妥当なペース。ひんぱんなお掃除からは逃れられそうにありません。
忙しい共働きファミリーにはキビシイ現状ですが、製氷機を利用するのなら週末の必須お掃除の1つに入れなければいけないようです。
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