国土交通省は11月27日、既存住宅の流通を促進するため、消費者に対し基礎的な要件を備えた既存住宅に係る情報を提供する「安心R住宅」制度の実施状況(安心R住宅調査報告書の提出件数)を公表した。2020年度上半期(4月〜9月)に市場流通した「安心R住宅」は、前年同期比52件減の635件。2018年4月の制度開始以降の累計は3325件となった。
上半期件数の内訳は、戸建ての住宅のリフォーム済みが同6件減の169件、リフォーム提案付きが同7件減の同77件、共同住宅等のリフォーム済みが同38件減の388件、リフォーム提案付きが同1件減の1件だった。
10月18日時点の「安心R住宅」の登録団体は、優良ストック住宅推進協議会(スムストック)、リノベーション協議会、全日本不動産協会、石川県木造住宅協会、日本住宅リフォーム産業協会(JERCO)、住まい管理支援機構(HMS機構)、全国宅地建物取引業協会連合会(全宅連)、全国住宅産業協会(全住協)、ステキ信頼リフォーム推進協会、耐震住宅100パーセント実行委員会、住宅不動産資産価値保全保証協会、日本木造住宅産業協会(木住協)の12団体となっている。
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