耐震住宅工法「テクノストラクチャー」高性能住宅のメリットを見える化するサービスを加盟店向けに拡充 ~パッシブ設計を用いた省エネ性能の向上と見える化サポートで加盟店の営業を支援~

出典:パナソニック:住宅関連 https://news.panasonic.com/jp/topics/205528

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パナソニック ハウジングソリューションズ株式会社グループのパナソニック アーキスケルトンデザイン株式会社(代表取締役社長:松川 武志 本社:大阪府門真市 以下、当社)は、パナソニック耐震住宅工法「テクノストラクチャー」の建物を提供する住宅会社・工務店約380社を組織化した「パナソニック ビルダーズ グループ」向けに、耐震性の高い「テクノストラクチャー工法」の提供に加え、地域の住宅会社・工務店単独でのノウハウ蓄積や仕組化が困難な分野のソリューション提供を行っています。このほど、2024年1月22日より高性能住宅のメリットを見える化するサービスを拡充。パッシブ設計手法を用いたソリューションメニューを新たに提供開始します。これにより省エネ性能の向上と営業力強化をサポートし、地域の住宅会社・工務店による高性能住宅提案を支援します。

■社会背景
2021年以降、電気料金は上昇が続いており、家計費に占める電気料金の割合も大幅に上昇しています。新築検討者の中でも光熱費抑制の1つの手段として、建物の省エネ性向上や高性能化に関心が高まっています。また政府も脱炭素社会の実現に向けて補助金などで住宅の高性能化を推進しています。
一方で、昨今の建築資材価格の高騰や人手不足により住宅価格は上昇し、住宅取得の費用負担感が増加しています。そのため、初期費用がさらに上がる高性能住宅の提案には、高性能化による快適性、くらしの質向上や光熱費の抑制など、施主にメリットを明示できることが求められています。高性能住宅の一つであるZEH住宅の新築戸建注文住宅に占める割合は、2022年度ハウスメーカー68.2%に対し、一般工務店は16.4%にとどまっていることから、一般工務店が高性能住宅を提案することに対する営業上のハードルの高さがうかがえます。

■当社が提供開始する、パッシブ設計手法を用いた「高性能住宅の見える化ソリューション」について
このたび、新たに住宅会社・工務店の営業活動を支援する3種類のパッシブ設計シミュレーションメニューを用意。シミュレーション結果をもとにゾーニングや窓位置の検討を行い、太陽の熱や光など自然のエネルギーを利用した省エネかつ快適な住まいを提案することが可能になります。
また、室温や光熱費など住宅購入者が理解しやすい数値でメリットを提示することで、住宅購入者の納得度と提案の質を高めることが可能です。
<3つの見える化ソリューション>
1. 敷地に対する日照状況:「敷地日照シミュレーション」
2. 提案プランに対する日射状況:「建物日射シミュレーション」
3. 快適性とコスト:「室温・光熱費シミュレーション」

当社は、パッシブ設計以外の分野でも地域の住宅会社・工務店単独でのノウハウ蓄積や仕組化が困難な分野でソリューションを提供することを通じて、地域のビルダーをサポートし、高品質で高性能な住宅の普及に貢献してまいります。

<詳細>
1. 敷地に対する日照状況:「敷地日照シミュレーション」
日あたりを左右する周囲の建物の位置・高さなどの周辺環境と、季節ごとの太陽の軌道を考慮し、敷地の日照を見える化したデータを提供します。
また、最も日照条件の厳しい冬至のシミュレーションプランをもとに、敷地のどの場所にどの部屋を配置するのがおすすめかを示したゾーニング提案も当社から住宅会社・工務店に提供します。

左:敷地日照シミュレーションのイメージ、右:シミュレーションをもとにしたゾーニング提案イメージ

2. 提案プランに対する日射状況:「建物日射シミュレーション」
検討中のプランで十分な日あたりが確保できるかをシミュレーションで見える化します。太陽の軌道が高い夏至の日射状況をシミュレーションすることで1番日差しの入りにくい状況を確認できるほか、当社からシミュレーションをもとにした窓の位置やサイズ変更のご提案なども行います。
住宅会社・工務店から施主へのプラン提案の際にこのシミュレーションを用いることで、プランニングや窓配置の意図をわかりやすく説明することができます。

左:夏至の日射シミュレーションイメージ、右:シミュレーションをもとにした日射についての提案イメージ

3. 快適性とコスト:「室温・光熱費シミュレーション」
住宅の性能を室温や光熱費に置き換えてお客様にとって身近な数字を使って見える化することで、住んでから暮らしの中で感じられるメリットをわかりやすく伝えることができます。

左:断熱仕様による室温の比較イメージ、右:年間光熱費のシミュレーションイメージ

■耐震住宅工法「テクノストラクチャー」について
パナソニック耐震住宅工法「テクノストラクチャー」は、木造住宅の良さを生かしながら、構造の要となる梁を鉄で強化したオリジナル工法。耐震等級は最高ランクの「3」に対応しています。木と鉄を組み合わせた独自の梁「テクノビーム」も、最高ランクの劣化対策等級「3」の基準をクリア。加えて、30年後のたわみが木製梁の1/4以下(※1)と、高い耐久性を示しています。

また、一般的な1・2階建ての木造住宅には義務付けられていない許容応力度計算による緻密な構造計算を独自システムを用いて全棟に対して行い、設計段階で地震や台風などの災害、積雪など荷重による建物へのダメージを計算し、万一の災害にも備えています。1995年の発売より累計75,000棟(※2)を超える実績があり、全国約380社のパナソニック ビルダーズ グループ加盟店やテクノストラクチャー工法採用ビルダーを通じて供給されています。

※1 3,600 mmのテクノビーム3.2とベイマツ無等級材に21.8 kNの荷重を加えたときの経年変化を比較。
※2 2023年10月末時点。

【お問い合わせ先】
パナソニック アーキスケルトンデザイン株式会社 設計統括部
06-6909-7676(代表)/平日:9:00~17:30
テクノストラクチャーHP https://panasonic.co.jp/phs/pasd/

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