聞きづらいけれど知りたい! 住宅ローンの平均あれこれ
住宅を購入する際、他の人はどのくらいの金額の住宅を購入しているのか、そして住宅ローンを組む際の借入額の平均はいくらなのか、など気になるものです。 今回は、国土交通省「令和元年度 住宅市場動向調査」および住宅金融支援機構「住宅ローン利用者調査(2020年5月調査)」の結果を用いて、住宅の種類別にそれぞれの平均がどのようになっているのかを紹介します。
住宅の平均購入金額は?
最新の調査結果によると、住宅の種類別平均購入金額は以下のとおりとなっています。
図表1
※国土交通省「令和元年度 住宅市場動向調査」より筆者作成 こう見ると、土地から購入する新築の注文住宅の次に分譲マンションの平均購入金額が高いことが分かります。最近ではタワーマンションなど、立地条件のよい分譲マンションが増えており、その金額も高騰していることがうかがえます。
住宅ローンの平均借入額は?
では、住宅ローンの平均借入額はどうでしょうか。
図表2
※国土交通省「令和元年度 住宅市場動向調査」より筆者作成 購入金額に対し、住宅ローンの借入額が少ないことが分かります。これは、住宅ローンを申し込む際に用意している頭金の額が影響しています。頭金つまり自己負担比率については、土地を購入した注文住宅新築世帯で27.2%、建て替え世帯48.5%、分譲戸建住宅26.5%、分譲マンション39.4%、中古戸建住宅39.1%、中古マンション43.5%となっています。
住宅購入時の平均年齢は?
では、次に住宅購入時の平均年齢を見てみましょう。
図表3
※国土交通省「令和元年度 住宅市場動向調査」より筆者作成 平均して、住宅購入時の年齢は30代が最も多いことが分かります。中古物件以外は全て30代で購入していることも興味深いところです。
住宅購入時の平均世帯年収は?
では、住宅購入時の平均世帯年収はどうでしょうか。
図表4
※国土交通省「令和元年度 住宅市場動向調査」より筆者作成 物件価格が高い注文住宅や分譲マンションの場合、平均世帯年収が700万円を超えています。このことから平均世帯年収については、物件の購入価格に比例している形といえます。
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