TOTO(福岡県北九州市、清田徳明社長)の2021年3月期第1四半期(事業期間は4月~6月末)業績は、営業利益が前年同期比約60%減と大幅な減益になった。主力の国内事業リモデル(既存)分野において、その需要喚起と獲得に最大の力を発揮するショールームが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で臨時休館を強いられたことが響いた。
国内事業の営業損益は前年同期の33億円の黒字から1億円弱の赤字に、また、前年同期に国内事業における営業損益の90%を占めた既存分野の営業損益は30億円の黒字から5億円の赤字に、それぞれ転落した。
21年3月期通期連結業績予想は第3四半期を含む下期の合理的算定が困難なため「未定」とし、9月末までの累計となる第2四半期の売上高と営業損益のみ、第1四半期決算を発表した7月31日に開示した。第2四半期も国内事業に与える新型コロナウイルス感染拡大の影響継続を予想、前年同期比で国内事業は売上高18%減、営業利益96%減を見込んだ。
TOTOでは新型コロナウイルス感染拡大の影響で毀損され、21年3月期第1四半期の売上高に計上できなかった金額について、国内事業13%、海外事業18%と試算している。
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