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私たち編集部が取材時にお聞きした、実家を高断熱住宅に建て替え親と同居した家族のエピソードをご紹介します。
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悩みはお子さんの喘息
当時35歳の隆さんと38歳の静香さん、7歳の涼くんの3人家族。寒冷地とされる長野県にお住まいです。
「涼も小学校だし家賃を払うのももったいないので持家にしようか、ぐらいの軽い気持ちでマイホームの計画を始めました。高断熱には関心がなかったです」と静香さん。
そんな家族にはいくつか心配ごとが。ひとつは涼くんの喘息と鼻炎。もうひとつは1人暮らしの静香さんのお父さん。「父は早くに母と死別、実家に1人で暮らしていました。仕事のリタイアが近づいていて、父も健康を含めて将来に不安を感じていたようでした」(静香さん)。
夫婦ともフルタイムの共働き。夫婦の職場に公共交通機関で通えるエリアで土地を購入、そこに新築するつもりだったそう。ですが手頃な土地が見つかりません。「その時にひらめいたんです。実家を建て替えて父と同居したらって」(静香さん)。
一方、隆さんは職場の同僚から高断熱住宅に住んだら喘息が改善したという話を聞き、高断熱住宅に関心を持ちます。「涼の喘息が治らず悩んでいたので、すぐ家族で同僚のお宅に伺い、建てた工務店も紹介してもらいました」。「実家も当時住んでいた借家の戸建てもとても寒い家。それが当たり前だったので、お宅に伺ったらエアコン2台で家中暖かくてびっくりでした。その場で高断熱にするって決めました」(静香さん)。
工務店の社長から高断熱住宅のメリットを学び、「高断熱住宅にすると健康長寿になる」とお父さんを説得。実家を高断熱の二世帯住宅に建て替えることに。「土地代が浮いたぶんを高断熱化の費用と父のスペースの費用に充てました。特に窓は結露を防ぐ2枚ガラスの樹脂窓にしてもらいました」(静香さん)。
家族が元気に仲良く
住み始めて半年で涼くんの喘息と鼻炎は収まったそう。「以前は結露がひどく、ダニやカビが発生して喘息と鼻炎を引き起こしていたのかも。夫婦とも忙しく、結露していてもきちんと掃除できなくてストレスでした。いまは結露しないのでストレスもありません」(静香さん)。
同居したお父さんも元気に。「孫と暮らして張り合いが出たようですが、それ以上に高断熱にして身体が楽になったようで活動的になりました。以前はコタツでテレビが冬の休日でしたが、今は家の掃除をしてくれますし、そば打ちや山菜・きのこ採りといった趣味もできて、リタイア後も充実しているようです」(静香さん)。「休日はお義父さんのそばや山の幸で一緒に一杯。楽しい時間です。涼の相手もしてくれますし、お義父さんに何かあっても安心。同居してよかった」(隆さん)。
実家を高断熱住宅に建て替えて親と同居する。親は活動的になり子どもも健康になったなんて、嘘みたいな本当の話ですが、これも理想の住まい方のひとつだと感じた取材でした。
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取材エピソード:高断熱住宅に建て替え親と同居したら息子の喘息が治り、父が活発に
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