住宅ローンの借換先はどう選べばいい? 比較する際のポイントや注意点を解説!
住宅ローンの借り換えを行おうとしても、借換先の選定にあたり、何を基準にするべきかわからないままでは前に進むことはできません。今回は、住宅ローンの借換先を選ぶ際のポイントのほか、借り換えで後悔しないための注意点についても解説します。
住宅ローンの借り換え、どこを比較すればいい?
住宅ローンの借り換えにおいて、一番のチェックポイントは金利です。今よりも低い金利で借り換えを行うことで、総返済額を減らすという目的があってのことですので、当然といえるかもしれません。 ただ、金利のタイプによって比較するポイントが異なることを忘れないようにしてください。例えば、変動金利から変動金利、もしくは固定金利から固定金利など、同じ金利プランにて借り換えを行う際のチェックポイントは、「金利」と「事務手数料」のみです。しかし、異なる金利プランへの変更が伴う借り換えの場合は、次に挙げるポイントをしっかりと押さえておくことが大切です。 ・変動金利から固定金利への借り換え 固定金利の場合は変動金利よりも金利が高いことが特徴です。しかし、現在の低金利のメリットを享受したい、そして将来の金利上昇リスクを避けたいという思いから、多少金利が高くても固定金利で借り換えたいと思われる人も多いでしょう。金利が高くなる分、総返済額が高くなることは否めませんので、このようなケースでは保証料などの諸費用ができるだけ低く、かつ将来の金利上昇を考慮したうえでの総返済額を比較することがポイントとなります。 ・固定金利から変動金利への借り換え 変動金利への借り換えの場合は、現在借りている住宅ローンが固定金利であれば、ほぼ確実に総返済額を減らすことができます。それだけ変動金利のほうが金利が低いということを表しているといえます。しかし、変動金利に変更するということは、将来における金利上昇リスクを考えなければならないということです。したがって将来の金利上昇がどのくらいになるかを予測し、そのうえで総返済額を算出して比較することがポイントです。 また、現在変動金利プランのうち「固定期間選択型」を利用している人は、原則として固定金利の期間が終了した後は変動金利へ移行されることになります。もちろん今後のライフイベントを考慮し、再度固定期間選択型を選ぶこともできますが、その時点での適用金利をきちんと確認しておくことが大切です。 固定期間終了後はかなりの金利アップにつながるケースもみられることから、固定期間選択型を利用しており、その期間が終わった際には、どの金利プランに変更するかもあわせて、借り換えも検討するようにしてください。
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