日本リビング保証(東京都新宿区)はこのほど、工務店などの住宅事業者による住宅保証サービスの申し込み手続きをウェブ上で完結できる「アフタマイズ プラットフォーム」を開発し、申し込み受付を開始した。
これまで住宅保証プランは、システム的制約から住宅事業者ごとに決定していたため、施主の属性やニーズに合わせて設定することが困難だった。同社では、「アフターサービスをカスタマイズ=アフタマイズ」を可能にすることを目的に、DX推進の一環として今回のデジタルプラットフォームを開発。申し込み画面で住宅の基本情報を入力し、申し込むサービスを選択することでアフタマイズプランが完成できるようにした。
給湯器・キッチン等の住宅設備の長期保証(最長10年)や、住宅本体の長期保証(最長20年)についてウェブでの申し込み完結が可能。保証対象設備を選択するとリアルタイムで料金が表示されるほか、単品での申し込みや水まわり・鍵・ガラスに関する緊急駆けつけサービスも申し込むことができる。UI・UX向上にも配慮されており、感覚的に操作できる。
今後、各種保証書の自動発行や料金決済など、利便性を高めるバージョンアップを予定。また、定期点検やコールセンターなど、アフターサービスについても幅広いラインナップを申し込み可能とすることで、“アフタマイズ”の自由度を高めていくとしている。
同社は、同プラットフォームを中小工務店に積極的に展開していくことで、すべての住宅に保証を中心とした充実のアフターサービスを提供可能な環境を目指す。