掃除で子どものやる気がアップ!
そうでなくても何かと慌しい年末。大掃除はするけど、大人がささーっと片付けてしまうというご家庭もあるのではないでしょうか。でも、掃除には子どもにとって教育的なメリットがいろいろあるのです。
例えば、自分で一生懸命掃除をすると掃除の大変さを体感できます。汚れがおちにくいこと、きれいなところは誰かがいつも掃除をしてくれていることに気づくこともあるでしょう。そんな気づきは、「思いやり」や「公共心」を育ててくれます。なるべく汚さないように気をつけるようになるのでは。
また掃除をすることで、掃除のコツを覚えれば、自分が汚したところは自分で掃除ができるようになります。これは自分のことは自分でやろうという自立心にもつながります。またきれいになれば、さらにいろんなところをきれいにしたいというやる気が芽生えることも。
ほかにも、机のまわりや本棚などを掃除し、整理整頓することで、忘れ物やなくし物が少なくなるとも言われています。なくし物を探す時間がなければ、その分時間も有効に使えますね。
まずはハードルが低いテーブル拭きなどから
子どもは自分自身が掃除をする中で、きれいになって気持ちいい、きれいだと落ち着くという感覚も身につけていくはず。散らかった、汚れた部屋ではイライラしてしまいがちですが、落ち着いた気持ちは集中力アップにもつながるといわれています。きれいな環境は、学習意欲にもよい影響を与えてくれるはず。
まだ子どもが未就学児や小学校低学年など、小さい場合はテーブル拭きを手伝ってもらうことからはじめるといいでしょう。テーブルがきれいだと子どもにとっても気持ちがよいものです。また玄関の靴並べもおすすめです。脱いだら揃えるというお行儀も身につけられます。これなら大掃除の日だけでなく、日常でも続けられますよね。大掃除の機会にお手伝いをはじめるきっかけが生まれます。
今年の年末は、子どもも巻き込んで大掃除を! 一緒に掃除をすることで家族のコミュニケーションも深まりますよ。大掃除をきっかけに子どもの成長にも触れられるかもしれませんね。
※この記事は「ベネッセ教育情報サイト」で過去に公開されたものです。
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