今や主婦のあこがれの大ヒット鍋『バーミキュラ』。その鍋を使った最高の体験ができる施設が、2019年12月3日に名古屋にオープンした。
穏やかな表情を見せる中川運河…。その運河沿いに建てられた北欧をイメージさせるモダンな建物が「バーミキュラ・ビレッジ」だ。
今や世界的なブランドにまで成長したバーミキュラの鍋を、あらゆるスタイルで体感してもらおうと製造元の『愛知ドビー』が手掛けた。
施設は二つのエリアに分かれていて、一つはレストランやベーカリーなどがある「ダイン・エリア」。
もう一つは料理教室やショップが入る「スタジオ・エリア」だ。
約10年前に、名古屋市中川区の町工場で誕生した「バーミキュラ」の鍋。
この鍋を生み出した『愛知ドビー』は、もともと鉄を高熱で溶かし炭素などを混ぜて形成する鋳物の工場だ。
クレーンや船の部品を作っていたが、世界に誇る日本の鋳物鋳造技術を使って鍋づくりにチャレンジし、瞬く間に評判になった。
スタジオエリアでまず目に入るのはもちろん鍋。バーミキュラの原点ともいえる直径22cmものをはじめ、大小合わせて全16種類にまで増えた。
そして、もちろんバーミキュラ第2のヒット作「ライスポット」も。2018年、一回り小さいものも発売され、大小二つのラインナップになった。このほかにも…。
(リポート)
熱々の鍋、欠かせないのがこの鍋敷きですよね。鍋を近づけると…こんな風に磁石が入っていて、くっつくんです。鉄の鍋ならではの工夫ですよねオリジナルの鍋つかみなど便利なキッチングッズが豊富に取り揃えられている。鍋だけを見ていても、食欲は満たされない…ということでビレッジには食事を楽しめるレストランもある。
こちらでは中川運河を眺めながら、素材本来の味を活かした“バーミキュラ料理”を楽しむことができる。
テーブルに並んだのは、鋳物の熱効率の良さを生かして無水調理したメニュー。
旬の野菜は塩とオリーブオイルだけで味付けし、素材の持つ味を最大限引き出している。
ここで頂ける料理は、バーミキュラがあれば家でも作ることができる。そのため、使い方や調理法を習得してもらうためのキッチンスタジオも作られた。
バーミキュラ発祥の地、名古屋市中川区に誕生する「バーミキュラ・ビレッジ」。
“最高の体験”を、と謳うメーカー直営の施設だが、愛知ドビー代表の土方邦裕さんは体験の中に原点を感じてもらえればと、鋳物の製造実演を間近に見ることができるラボも作った。
ラボではモノづくりのワークショップも開かれ、ミニバーミキュラ作りが体験できるようになる予定だ。
「バーミキュラ鍋」の魅力を余すことなく体感できる「バーミキュラ・ビレッジ」は、2020年の注目スポットになりそうだ。
(東海テレビ)
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