タマホーム(東京都港区)は1月18日、2021年5月期第2四半期決算を発表した。売上高は986億3400万円(前年同期比0.6%減)、営業利益は42億3700万円(同3.0%増)、経常利益は42億600万円(同5.5%増)だった。注文住宅事業、戸建て分譲事業が共に好調を維持、新型コロナウイルスの影響によるイベントへの広告出稿の見合わせなど販管費の減少もあり、ほぼ前期並みの収益を確保した。
住宅事業の売上高は788億1800万円(前年同期比0.2%増)。受注棟数は、注文住宅が5518棟(同+15.4%)、不動産事業に分類される戸建て分譲は474棟(同+38.6%)となり、第2四半期の受注棟数は5992棟と上場来最高となった。
地域限定商品および期間限定商品を中心に、各都道府県において最も売れている住宅会社の商品を研究し、同等の商品よりも低価格の商品を投入する手法でマーケットニーズに応じた柔軟な商品、価格戦略を行った。積極的な来場施策の推進とWeb集客の強化が奏功し、資料請求を中心に集客数が増加。展示場への来場組数は昨年7月以降、回復が顕著となり、新型コロナによる集客への足元の影響はほぼなかった。Web面談も活用し、その後のクロージングも早期化。感染再拡大に伴う移動制限・外出自粛による集客数の減少に備え、今後も引き続き早期受注・早期着工・早期売上の営業方針を取りながら顧客の行動様式の変化に応じた柔軟な対応をしていく。