日本デザイン振興会(東京都港区)は10月30日、2020年度グッドデザイン賞の大賞(1点)、金賞(19点)、グッドフォーカス賞(12点)を発表した。
住宅関連では、相羽建設(東京都東村山市)と野沢正光建築工房(東京都世田谷区)による住宅街区「ソーラータウン府中」が金賞(経済産業大臣賞)を受賞した。この他、VUILD(神奈川県川崎市)の宿泊施設「まれびとの家」、宮崎県延岡市、乾久美子建築設計事務所(東京都新宿区)、studio-L(大阪市)などによる建築「延岡駅周辺整備プロジェクト」も金賞に選ばれた。
グッドフォーカス賞には、日本設計(東京都新宿区)の建築「熊本城特別見学通路」、宮城県山元町の震災遺構「山元町震災遺構中浜小学校」などが選ばれた。
オンラインイベント『GOOD DESIGN SHOW 2020』では、10月30日の大賞発表の模様や審査委員・受賞者のトークセッションなどのコンテンツが視聴できる。11月30日まで。
また、ポラスグループの中央住宅(埼玉県越谷市)が開発した低温乾燥国産杉デザインパネル「SUGINOKA(スギノカ)」は、上記の各賞の受賞はならなかったものの、審査委員一人ひとりが個人的に気になったデザインやお気に入りのデザインを1つ選ぶという恒例企画の「私の選んだ一品 2020年度グッドデザイン賞審査委員セレクション」に選ばれた。「私の選んだ一品」は、11月2日~30日までの間、GOOD DESIGN Marunouchi (東京都千代田区丸の内3-4-1新国際ビル1F)で展示される。入場無料。
グッドデザイン大賞(内閣総理大臣賞)は、WOTA(東京都文京区)の生活排水を98%以上再利用することで上下水道がない環境下でも水が使えるようになるという自律分散型水循環システム「WOTA BOX」だった。
各賞の受賞内容はグッドデザイン賞ホームページで確認できる。
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