{{記事のタイトル}}
パナソニック株式会社 エレクトリックワークス社は、HEMS(ホームエネルギーマネジメントシステム)の中核機器となる「AiSEG3(アイセグスリー)」を2025年3月24日に発売します。
近年、温室効果ガス排出量の削減を目的に、再生可能エネルギーの活用を前提とした電化社会への転換が進められており、国としても2050年の脱炭素社会実現を目指してクリーンエネルギーの導入や電気自動車の普及に取り組んでいます。また、昨今、電気・ガスともにエネルギーコストの高騰が続いています。上記の背景から、太陽光発電システムで作った電気を自宅で使い切る「自家消費」の促進や、ネット・ゼロ・エネルギーを目指すZEHが推進され、住宅におけるエネルギー使用量の見える化や、家電・電気設備をトータルで制御する「HEMS」が注目されています。当社は「エネルギーマネジメント」と「快適・安心なくらし」をサポートするため、HEMS機器として「AiSEG」を2012年に発売し、それ以降蓄積した住宅の生活データを活用してきました。
今回発売するAiSEG3は、家庭内電力需要と翌日の発電量を予想するなどAIを活用し、太陽光発電を効率よく利用する「AIソーラーチャージPlus」機能を強化。家庭内の電気の再エネ活用率76%(※1)を実現し、電気代削減にも貢献します。加えて、AiSEG3につながる複数の機器をまとめて一括操作できるシーン数を従来の8シーンから48シーンに拡大し、利便性もあわせて追及します。このように「家の知能」として、エネルギーソリューション機能とIoT機能を進化させていきます。また、本製品は「空間の価値を高める美しさ」と「環境への貢献」を追求した配線器具、照明器具などの電気設備の製品群「Archi Design(アーキデザイン)」の一つで、住空間に馴染むフラットデザインや操作しやすいUIを採用しました。さらに、施工専用無線LAN(Wi-Fi)ルーター機能搭載や、ユーザー設定機能の一覧表示による設定漏れサポートで、従来よりも設定が簡単になりました。今後は、市場の電力ひっ迫時に、家庭で電力使用量をかしこくコントロールして電気の供給量と使用量のバランスをとる「ディマンド・レスポンス」にも対応予定です。
当社は、これまで蓄積してきた住宅の生活データを活用した、電気を賢く使っていただくソリューションを提供し快適で豊かなくらしの実現に貢献していきます。
この記事へのコメントはありません。