クォーツストーンとしては独特のゆず肌状のテクスチャーを持つ「ウルトラサーフェス」は人工大理石シンク「ハイパーシンク」とのシーム一体加工が可能な唯一のクオーツストーンです。
※通常納期:約3~4週間(工場混雑状況により1ヶ月以上かかる場合があります)お見積り内諾後、製作図作成はお早めにお申し付けください。
上記メイン画像は板厚仕上げ四方平面取り(C2)天板突き出し仕様です。
【日本製】高硬度 人造石 ULTRA SURFACE
30年間にわたって培った独自の複合材技術から、これまでにない高いレベルで欠点のない新素材が生まれました。その名も、ULTRA SURFACE。意匠性にも富んだ豊かな表情が、オープンキッチンの世界を広げます。
板材有効サイズ:1050x2800mm 730x3060mmの2サイズです。
価格グレード:カテゴリーⅠ<カテゴリⅡ<カテゴリーⅢの順に高くなります。
カラー
表面硬度の高いU L T R A S U R F A C E は傷が付きにくく目立ちにくいので、濃色系の展開が容易になり、新たなキッチンデザインや空間創りが可能になります。
一部改廃盤、新色がございます。C100はC101に変更されました。(2019年2月)
特 徴
キッチンカウンターに求められるすべての性能が極めて高く、バランスのとれた究極の素材「ウルトラサーフェス」販売開始しました。
曲げに強く、割れにくい性質を持っているので、加工時や輸送や施工時の際の破損トラブルを大幅に低減します。「日本製」クオーツストーンです。
表面硬度
生活傷がつきにくい硬さ(鉛筆硬度8H以上)におさえ、必要以上の硬さでないので、カウンターに食器を置いても、天然石のように神経質な高音を発することがなく、また、破損も極めて少なくなります。
他素材に比べてシャルピー衝撃値が高く、カウンターにとって最も重要な落球衝撃値が、天然石や磁器板(セラミック板)、エンジニアドストーン、結晶化ガラス板の数倍の値を示します。カウンター材として、信頼性が高く、安心して使用できます。
耐薬品性
同じクオーツを含有するエンジニアドストーンが、耐アルカリ性で低い値を示すのに対し、ULTRA SURFACEは全く侵されません。漂白剤試験でも同様の値を示します。当社ならではの複合材技術で、それぞれの配合物質の欠点をカバーしています。
エンジニアドストーンの一部には、色が退色して別の色になってしまうものがありますが、ULTRA SURFACEは、色も表面もほとんど変化がありません。技術革新が成し得た結果です。
耐汚染性・清掃性
永年の複合材料の技術革新により、カウンター材で最も重要な耐汚染性は他素材とは比較にならない程優れており、致命的な欠点はありません。また、清掃性にも優れている為にお手入れが簡単です。
サイズは、1000mm x 2800mmと760mmD x 3100mmの2サイズで対応。継ぎ目のない美しいカウンターを製作することができます。また、加工工場でシンクの取り付けを行うこともでき、長尺カウンターの搬入中に起こりやすい破損の心配もないので、安心して取り扱いが出来ます。
加工例 ディテール・Details
主成分
石英、さらに純度の高いクオーツ(水晶)を厳選し、その微粒子のみを使用。特殊な樹脂をマトリックスとし、ファイバーを強化剤として特殊な配合と混練方法により、硬度が高く、かつ、さまざまな高性能を兼ね備えた、まったく新しい素材を開発いたしました。
ウルトラサーフェスの性能・試験
試験項目 | 試験方法 | 試験結果 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ultra surface | エンジニアリングストーン | 結晶化ガラス | 磁器板 | |||||
F社 | S社 | D社 | T社 | A社 | ||||
製品厚み | 6mm | 12mm | 12mm | 8mm | 3mm | 8mm | ||
比重 | JIS K 6911による | 1.82 | 2.40 | 2.40 | 2.43 | 2.38 | 2.33 | |
曲げ強さ(MPa) | JIS K 6911による | 62.4 | 53.1 | 52.0 | 58.3 | 61.4 | 52.6 | |
曲げ弾性率(GPa) | JIS K 6911による | 12.2 | 36.9 | 34.9 | 50.8 | 18.9 | 38.4 | |
引張り強さ(MPa) | JIS K 6911による | 24.7 | 22.5 | 18.4 | 14.2 | 8.7 | 9.2 | |
シャルピー衝撃強さ(kJ/m²) | JIS K 6911による | 3.63 | 1.92 | 1.83 | 1.55 | 1.90 | 2.51 | |
バーコル硬度 | JIS K 6911による (934-1) | 72 | 83 | 87 | 93 | 100以上 | 100以上 | |
鉛筆硬度 | JIS K 5400による | 8H | 9H | 9H | 9H | 9H | 9H | |
落球衝撃試験 | 1kgナス型錘を 自然落下させ、 化粧面が割れない 最大の高さ |
裏貼合板なし | 60cm | 20cm | 20cm | 10cm以下 | 30cm | 10cm以下 |
裏貼合板あり (12mm合板) |
200cm | 90cm | 70cm | 10cm | 80cm | 20cm | ||
耐煮沸性 | 92°C×24時間の条件で煮沸を行い 外観上の変化を判定 |
変化なし | 変化なし | 黒系は著しい白化 白系は変化なし |
変化なし | 変化なし | 変化なし |
※ 試験結果は試験値であって、保証するするものではありません。
ULTRA SURFACE | F社 | S社 | D社 | T社 | A社 | ||||||||||
色名 | C101 | C200 | C202 | C300 | C302 | ||||||||||
素材色調 | 白 | グレー | 黒 | ベージュ | 茶 | 白 | ベージュ | 黒 | 白+茶 | 黒 | 灰+白 | 黒 | 白 | 黒 | 白 |
コーヒー | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | △ |
醤油 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
カレー粉 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ○ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | × | ◎ |
漂白剤 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | × | × | ◎ | × | × |
サンポール | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | × | ◎ |
ヘアダイ | ×(※) | ×(※) | ◎ | ×(※) | ◎ | ×(※) | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | △ | × | × |
インキ | ○ | ○ | ◎ | ○ | ○ | ×(※) | ○ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | △ | × | × | × |
5%水酸化ナトリウム | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | × | × | × | × | × | × | × | 0 | × | × |
油性マジック | △ | △ | △ | △ | △ | △ | △ | △ | △ | △ | △ | △ | △ | △ | × |
水性マジック | ○ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ×(※) | ◎ | ◎ | ×(※) | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | 0 | x |
試験方法: 試験サンプル製品面上に各汚染材料を付着/滴下させ、24時間放置(時計皿なし)の後、除去を行い、汚染状況を確認した。
◎: 水拭きにて除去可能
○: 中性洗剤拭きにて除去可能
△: ラッカーシンナーにて除去可能
×: 除去不可能・・・ヘアダイ、インキ、水性マジックに関して、(※)については、漂白剤にて除去可能
ハイパーシンクカラー
HS700・950・820カラー
HS780・800・810カラー
カタログ
ハイパーシンク以外の人工大理石シンク取付は不可です。ステンレスシンクの場合は標準アンダー取り付けが可能です。
【裏張り合板について】
SUSシンク取付の場合 最小12㎜合板~/ハイパーシンク取付 最小15㎜合板~
前垂れは合板12㎜の場合H21~、合板15㎜の場合H24~です。
参考:15㎜合板の場合は、前桟木(30㎜幅総厚)+ダップシート(T=2.5)となります。合板はべた張り(標準)、桟木張りどちらでも対応可能です。
カウンターの最大突き出し寸法は20㎜です。
付属品内容)
・接着剤主剤 ・硬化剤 ・プライマー
施工工程)
① 接着面をプライマーできれいに清掃してください。
②きれいなパレット等の上にヘラで接着剤主剤を必要量取り出し、その上に硬化剤を滴下してください。
(接着剤主剤に対する硬化剤の割合は、夏季1%、冬季2%です。)
接着剤主剤ビンに直接、硬化剤を滴下する場合は10~15滴です。
③ 主剤と硬化剤を撹拌し、接着面の両面に切れ目なく塗布してください。(夏場は硬化が早いのでご注意ください。)
④ 接合面で接着剤がはみ出した場合は、硬化する前にウエスでキレイに拭き取ってください。
⑤ 2時間は放置してください。その間は指で触れないようにしてください。(完全硬化は24時間)
設計製作ガイドライン
セラミックカウンターもほとんど変わりませんのでクオーツストーン設計製作ガイドラインを参考にしてください。
加工上の制約
- クォーツストーンは「不燃材ではありません」キッチン「壁」など内装制限のある場所にはご使用いただけませんのでご注意ください。
- カウンターのコンロ・シンク前空き寸法(E)は最低50mm以上必要です。できるだけ大きく設計することをお勧めします。
- カウンターのコンロ・シンク脇寸法(B)(D)は最低100mm以上必要です。
- 持出し(突き出し)寸法が100mm以上の場合、ブラケット受け金具、柱脚金具など建築工事で十分カウンターを支持してください。
- 人造石は温度変化によりわずかな伸縮があります。ワークトップ両側が壁の場合、カウンター部とカウンターに5mm以上のクリアランスを取っりシリコンコーキングで仕上げ下さい。
- 大判カウンターや切り欠き・開口のあるカウンターは破損リスク軽減のため施工・搬入時は平持ちせず縦持ちしてください。裏張り合板なしの場合は特にご注意願います。
※人造石/セラミックカウンターに人工大理石/鋳物製シンク接着納品は不可です。(ウルトラサーフェス+ハイパーシンクは可能)
【フィオレストーン接着剤について】カット材(裏張りなし)で納品の場合、合板等への接着剤は中粘度以上の瞬間接着剤をご使用ください。
【イナルコ(セラミック)】イナルコではテーパー加工対応しておりません。標準45°
クオーツストーン・人造石 前垂れ形状(例)
見積依頼シート
見積依頼シート(PDF)のボタンでPDFをダウンロードの上、必要事項をご記入後、メール添付またはFAXでお送りください。
FAXの場合はPDF記載のFAX番号にお送りください。以後、図面送付などもございますので、できるだけメールアドレスをご記入下さい。
見積依頼シート一覧
シンク取付位置は前脇寸法、最小80㎜~で設定してください。