キッチンの組立手順と職人さんについて
設置場所スペースの確認
設置スペースは一般の方でも出来ることだと思いますが、リフォームや新築などで図面や大工さん、設計士さんが
居る場合は寸法を確認できます。
※できる人(大工さん)(設計士さん)(建て主さん)
下地の確認
吊り戸棚は壁に取付けますので壁に下地があることを確認します。
床は水平に見えても完全に水平でない場合があります。キャビネットを並べた時に気が付くと余分な作業がでます。
壁のコーナー部分が直角になっていない場合があります。
この場合程度によりますがコーキングでも処理できないほど隙間が大きく出てしまう場合は下地の調整が必要な場合もあります。
壁のタイルやキッチンパネルの下地を作る必要も考えられます。キッチン設置工事前に確認しておくことをお勧めします。
※できる人(大工さん)(家具屋さん)
キャビネットの設置
水平墨(基準線)を壁に付けてキャビネットの下をクサビなどで調整して水平に並べます。(ポイント)
壁や床など設備の配管、配線が必要な部分に開口穴を開けます。
キャビネット相互をビスなどで固定します。
カウンター設置前に再度キャビネットの水平を確認しましょう。
吊り戸棚はベースキャビネットの設置前に取付けると作業スペースも確保できてベースキャビネットも設置しやすくなります。
オーブンや食器洗い機などベースキャビネットと並ぶ設備機器は寸法を確認して仮置きしておきます。
※できる人(大工さん)(家具屋さん)
ワークトップカウンターの設置
キャビネットがきちんと水平に設置できていれば簡単です。キャビネットの上に乗せて下からビスで固定するだけです。
キャビネットの作り方によりL型金物で取付ける場合が多いでしょう。
※できる人(大工さん)(家具屋さん)
設備機器の設置
ガスや水道の接続は資格者が必要です。資格者がいない場合は水道屋さんと一緒に組み立てると良いでしょう。
ガスの接続は使用開始前にガス会社により行われ試運転します。
レンジフードのダクト接続は電気屋さんにお願いすると良いでしょう。
通常外部のウェザーカバーは工務店か電気屋さんが取り付けして内部のダクトはキッチン工事として行われています。
※できる人(電気屋さん)(水道屋さん)
キッチンパネルの貼付け
レンジフードの横などキッチンパネルを先行して張り付ける必要がある場合は事前に貼っておきます。
キッチンパネルで壁を仕上げる部分に両面テープと接着剤併用で貼り付けます。
ジョイント部分は通常専用金物を使用します。
カウンターとの隙間はコーキングで埋めます。
できる人(大工さん)(家具屋さん)(コーキング屋さん)
扉の調整
設置が無事に済んだら扉の開きを調整します。通常はスライド丁番で扉の傾きや前後、隙間などを調整できます。
※できる人(大工さん)(家具屋さん)(建て主さん)
詳しい設置工事の方法はこちら
一般的なシステムキッチンの設置工事方法(PDF)
カウンター下台を大工さんに作ってもら時の注意点
ワークトップカウンターの素材はステンレスや人工大理石などですが表面の仕上材だけではカウンターを安全に支持する強度は保てません。カウンターの裏側は桟木合板で裏打ちされ補強しています。一般的に下台はキャビネット(箱)が置かれ、その上にカウンターが設置されるわけです。裏打ちの桟木合板は下台との連結固定のためにも使われます。
カウンターの形状は様々で、下をできるだけオープンにしたい場合や、ダイニング側のカウンターを持ち出したい場合もあります。カウンターが「たわんだり」しない様にL型アングルなどで補強してあげる必要もあるかもしれません。万一人が乗っても耐えるように考えことが大切です。具体的なプランが決まっている時は図面やスケッチなどお送りいただければアドバイスできると思います。
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