製造方法
金型プレスシンク
金型をつくりステンレス板を絞る「プレスシンク」です。金型に大きなコストがかかりますので大量生産を前提にしています。ステンレスシンクのOEMメーカーはシステムキッチンメーカー独自の金型により製作しているものとOEMメーカー独自に製作した金型で商品化している製品があります。最近はコーナーアール15Rのスクエアシンクの製造が可能になっています。
手板金シンク
ステンレスの板材を切断、曲げ、溶接して製作するクラフトメイド。職人の手作り「手板金シンク」です。手板金シンクは一点製作ですので高額になりますが、様々なニーズに対応できます。シンク4隅のコーナーアールが小さい場合、金型プレスシンクでは製造できないため手板金シンクとなります。また、コーナーアールが小さいシンクは研磨仕上げに余分に手間がかかるため高額になります。
カウンターへの取付方法
オーバー(マウント)シンク
ワークトップカウンターはタイルや木製、メラミンなどが使われることがあります。カウンターにシンク用の穴を開けて、上からシンクをかぶせて取付ける製品が「オーバーシンク」や「トップマウントシンク」と呼ばれます。カウンターの素材を選ばずに取付できるのが魅力です。オーバーシンクの取付金具は各シリーズで異なります。各シンク詳細をご確認ください。※現物未確認での先行穴開けはお勧めしていません。
アンダー(マウント)シンク
主に人工大理石、人造石(クオーツストーン)カウンターの下から取付けるシンクです。シンクの穴開けや取付は、ほとんどカウンター工場で行われます。現場で取付ける場合はシンク現物を確認して穴開口や取付方法を確認することをお勧めします。※現物未確認での先行穴開けはお勧めしていません。
キッチンシンクのデザイン形状
排水部品(トラップ)の種類
キッチン排水 部品 トラップは排水口の口径により主に「180Φ(181Φ)」と「115Φ」の2種類が主に使われています。本体部分の深さに「深型」「浅型」「薄型」の3種類があり、シンクの数により1槽用、2槽用とオーバーフロー付シンク対応があります。最近では引出し式のシンクキャビネットなどでの収納スペースを有効に使うために浅型や薄型が多く使われています。各シンクシリーズごとに排水部品セットが異なりますが、どのセットを使用しても排水口に適合します。
排水まわりの関連パーツ
排水部品の構造と接続方法
まれに排水トラップ部品がうまく取付出来ない、水漏れするとのご連絡をいただきます。KAKUDAIさんのサイトに動画が公開されていますのでご参考にご覧ください。シンク本体への取付には「しめつけ工具」が必要ですのでご注意ください。
オプション加工
水栓穴加工
水栓取付用のデッキ付シンクには水栓穴開口の加工ができます。水栓穴のサイズ・開口位置をご指定ください。国内水栓は概ね±37∮の製品が多い様です。お選びの水栓金具の取付穴サイズをご確認ください。水栓穴に裏材が必要です。各シリーズで裏材の有無が異なりますのでご注意ください。(裏材が無い場合、現場にて合板などで裏材を取り付けて下さい。)
静音加工・防滴加工
シンク裏面に制振材(ブチルゴム系)を貼って出荷いたします。制振材を貼る事により、水を流した時に響く音を低減いたします。シリーズにより標準設定されている場合もあります。防滴加工は結露防止にシンク裏面に防滴キャップや吹付け防滴コートを施して出荷致します。(標準仕様の為、不要の方は別途ご指示下さい)
オーバーフロー加工
オーバーフローは排水口の止水フタで水を溜め(※1)浸け置きする場合、シンクより水があふれない様にオーバーフロー穴を設けます。小判型、丸型ご有りますが各シンクシリーズにより形状が異なる場合があります。(シンク形状により開口位置が変わります。また通常より納期を多く頂きますのでご了承ください)(※1:止水フタは構造上、完全に水を止めることはできませんので予めご了承下さい。)
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