人工大理石の種類と特徴
人工大理石の材質による特徴をご案内しています。主としてアクリル系、ポリエステル系の人工大理石が主流ですがエポキシ系もございます。
アクリル系
アクリル系人工大理石
MMA・メタクリル酸メチルを原料として作られるソリッド材を使用し穴開け、接着、カット、曲げ等の二次加工が容易で施工性にも優れる建築材料。天然石の風合いを持ち、美しい意匠性・耐熱性や耐衝撃性優れ、メンテナンス性も高く、キッチンカウンタートップ(天板)洗面カウンターなど様々な用途に使用されています。コーリアンはアクリル系になりますが成分中に「メタクリル樹脂」を混入することでバランスの取れた製品となっていると謳っています(コーリアン営業資料)
該当する製品
|スタロン|ノーブルライトKN|コーリアン|エコプリモ|ハイマックス|
ポリエステル系
ポリエステル系(アクリル変性)人工大理石
(不飽和ポリエステル系)人工大理石の中でも安価に使用できる素材です。紫外線による黄変や耐熱性、表面の風合いなどでアクリル系人工大理石より劣ります。しかし、ポリエステルベースでもアクリル変性など成分調整によりプレス加工されたBMC人工大理石もキッチンカウンターとして大型マンション物件用などで数多く生産されてきました。また、型に流し込む製法でさまざまな形状の製作ができることから洗面カウンターなどにも多く使用されています。
該当する製品
|ノーブルライトKS|BMCフォルテ|イソマーブル|トマテック|その他|
エポシキ系
エポキシ樹脂製人工大理石
エポキシ樹脂はジェット機の主翼の一部に使われるほどその耐久性を持つ素材ですが、紫外線による黄変など建築意匠材とし製品化されていませんでした。しかし、化学メーカーとの共同開発により高い透明感をもつお製品が登場しました。耐熱性は360℃でも変色せず従来のアクリル系の180℃~約260℃を大きく上回る性能を持ちます。高価なのが難点ですがその質感は他のものにはない特徴的な製品となっています。
該当する製品
|クリスタル(TOTOプラテック)|