TOTO(福岡県北九州市)は、コロナ禍での生活者の住宅への意識や生活行動の変化、リフォーム意向を把握するため、「コロナ禍における生活意識と行動に関する実態調査」を実施した。対象は、本人または配偶者の持ち家に住む20~79歳の男女2197人。
コロナ禍を経験し、今後自宅をどのようにしたいと考えているか聞いたところ、51.8%が「今の自宅にリフォームせずに住み続けたい」と回答した。また「今の自宅をリフォームして住み続けたい」が23.0%と、約4人に1人がリフォーム意向を持っていることがわかった。
「今の自宅をリフォームして住み続けたい」と回答した人に対し「コロナ禍によってリフォーム意向が高くなった場所」を聞いたところ、トップは「トイレの便器本体」(30.4%)という結果に。次いで「システムバス・浴槽」(28.9%)、「システムキッチン・流し」(27.6%)、「洗面化粧台・洗面器」(24.9%)、「温水洗浄便座(単体)」(24.5%)と、水まわりのリフォーム意向が高いことがわかった。
水まわりに欲しい設備としては、キッチンや洗面所の「自動水栓」(キッチン:42.7%、洗面所:38.7%)、トイレの「便器内の除菌機能」(35.2%)、「節水機能」(31.6%)、浴室の「節水機能のついたシャワー」(27.5%)など、「自動」「除菌」「節水」に関するものが上位となった。
コロナ禍を経験し、自宅の水まわりでの行動がどのように変化したか聞いたところ、「手洗いの回数」(69.8%)との回答が最多。次いで「帰宅後すぐに手を洗う」(58.8%)、「1回あたりの手洗いの時間」(57.5%)と、洗面所での行動が増えた人が多かった。
調査期間は8月28日~9月1日。インターネット調査で実施した。